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トミエニッキ

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カテゴリ:本( 2 )

“パレード” 吉田修一

読み終わった。
吉田修一さんをよろしく思わないまま終わらないための読書。
この間予告したとおり、その作品は“パレード”。

固有名詞が実在のものばかりなので、すんなり頭に入ってくる。
クイクイ読めていたものが、徐々にグイグイ引き込まれるようになり、
その勢いはどんどん加速し、
最終的にはラストスパートのダッシュのままゴールし、
そのゴールテープを切った瞬間に物語が終わった。

面白かった。
他人が見る自分、自分の思う自分、本当の自分、
それらにはギャップがあることをぼんやりと気づかされる。

ありそうで、なさそうなストーリー。
断片的につながっていたものが、最後にひとつに重なり、どかんと弾けるラスト。
これはもう一度読み直すと、もっともっと違った読み方ができるようになるから、
新たな読み物として楽しめそうな気がする。

良かった、これで吉田修一さんを嫌いにならずにすむ。
でも、どうも女性に対して好意的でない部分が読み取れてしまい、
時々気に入らなくなるので、
女子の方は少々そのあたりを踏まえたうえで読まれると良いと思われる。
by tomienikki | 2007-09-17 12:14 |

女たちは二度遊ぶ

この間書いた“南瓜とマヨネーズ”と一緒に押し付けられたのがこの本。
“女たちは二度遊ぶ”

スラスラ読める。
読みやすい。
強いて言うならヤな男の人の日記を読んでるような感じ。
そのくらい、日常が自然に書かれてる気がした。

が、しかし、どれもこれも後味が悪い。
賛否両論らしいのだが、個人的に吉田修一さんの小説の終わらせ方は好まない気がした。
せめて、あと1ページ書いてもらえないだろうかと懇願したい感じ。
本当にオチがないから、何が言いたいのか分からないし。
しかもハッピーエンドではないものばかりだし。

男の人は共感するところもあるのかもしれないけれど、
女の立場から言わせていただければ、
“そんなに女って悪いかしら?そんな女ばっかりじゃないでしょ?”
そんな感じ。
作者は女に対してだいぶ嫌な思いをしてるんだなって思った。
嫉妬かな。
というわけで、女の私には少々合わない作品でございました。
ただだいぶ気分の悪いときに読んだせいもあるのですが…。

ただ“男と女が分かり合えるときがくるはずない”と言う私に
自信を持たせてくれる作品ではあった。
男と女は平行線だなぁと。
寸分違わず平行なのだなぁと。
どこかで交わることも無ければ、重なることもないのだなぁと。
ただその距離は相手によって、遠かったり、
限りなく重なるに近い距離であったりするとは思うけれど。

このままじゃ、吉田修一さんを苦手にしてしまいそう。
早く“パレード”を読みたいと思う今日この頃。
by tomienikki | 2007-09-04 21:04 |
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シンガーソングライター須永トミエによる気まぐれ日記。


by tomienikki
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